自社サーバ(自社インターネットサーバ)の上手な使い方
 2007.10.20

光回線の普及で、自社にてインターネットサーバ(以下「自社サーバ」)をお持ちの企業もあるかと思います。 多くの理由がWebサービスの拡張時に、レンタルサーバやホスティング環境では実現できず、諸々の検討をした結果、サービス構成に自由度が高い自社サーバの導入に踏み切る事が多いのではないでしょうか。 ただ、以下のようにコストを換算すると、色々とかかりますのでご注意を。 [フレッツ等自社への回線引き込みの場合]  回線代(Bフレッツの場合):約10,000円  プロバイダ固定IP8個:約30,000円 と、ただ置いておくだけでも40,000円かかります。もっとかかる構成もあるでしょう。これに、イニシャル時にはサーバの購入代金が10万単位でかかります。 回線のクオリティや安定性、電源供給の安定化、サーバのレスポンスやセキュリティなど、まともに運用しようとすると、それなりのサーバ管理者兼ネットワーク管理者の人的コストもかかります。 構築や保守管理を外部へ委託すれば、リーズナブルな弊社でさえ、構築時は10万以上、保守管理は数万/月かかりますので、これまた負担になります。 とまぁ、ホスティングが1,000円/月もしない状況の中、上記のような見えるコスト・見えないコスト合わせて2桁も違う状況になるのは、提供するサービスとトレードオフでよく検討しないと、思わぬコスト高を招いてしまいます。 いくらかでも、上手に自社サーバを運用したい場合、  ・専用サーバの検討(10,000/月レベルからありそうです)  ・DBMS, AplicationServerなどが利用可能なホスティング なども合わせて検討すると良いかもしれません。 ちょっとPRですが、弊社の場合、サイト構築の依頼とセットですが、ホスティング環境(Webサービス提供ドメイン)下にProxyツールを導入し、付加サービス(DBMSやAplicationServer)が必要な機能部分のみ、弊社管理のサーバに行わせる構成を取る場合があります。 こうする事で、自社サーバを持つ大きな理由の一つである、DBMSやAplicationServer機能部分のみをレンタルする事が出来、上述の自社サーバの管理コストを一気に無くす事が出来ます。 ただ、大々的にサービスを提供しているわけではなく、弊社が構築するWebサイト毎にアレンジして提供しているので、あくまでも特殊な例です。 自社サーバの運用には見えるコスト+見えないコストで10万/月単位で必要ですよという事と、様々な工夫で自社サーバを持たないで実現する方法もありますよという話でした。
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