外付けRAID装置の障害からの復旧(1)
 2007.09.21

某所にあるファイルサーバが壊れた….その作業の復旧の記録. そのファイルサーバはPowerEdge1600SC(以下PE)にTurbolinuxServer8がインストールされていました.実際のデータは外付けのRAID装置に格納されています.このRAID装置はRAIDコントローラを装置自身で持っており,PEからはでっかいSCSIの1台のディスクのように扱えます. こんなのです.http://www.evserv.com/evserv/product/p_ev880s.html ディスクドライブ自体はSATA接続の120GBの5台設置されており,4台でRAID0+1とスペア1台という構成です. さて,現地に行って確認してみるとtubolinuxからは認識していません.fdisk -l /dev/sda とやってパーティション情報を表示させても何も出ません. PEとRAID装置はAdaptec製のPCI(PCI-X?)拡張ボードのUltra160SCSIで接続されています.turbolinuxをrebootし,BIOS起動中に Ctrl-A でSCSIカードのBIOSメニューから確認してもRAID装置は認識されていません SCSIケーブルを交換しても×,ターミネータを交換しても×.現地には同型のRAID装置がもう一台導入されていたので,その別のRAID装置をPEに接続するとBIOSから認識O.K. OSからも認識O.K. どうやらRAID装置の故障の可能性が高くなりました.ただし,ディスクドライブの障害を知らせるLEDはグリーン(障害無し)を示しています.RAID装置にはシリアルコンソールの口が付いてます.ノートPCとRAID装置をシリアルケーブルで接続し,Teratermで設定ツールを確認してもディスクドライブの障害報告はなし. ディスクドライブ自体は生きている! 外付けRAID装置の障害からの復旧(2)へ続く. 2007/10/9追記: 続きの記事を書いてリンクを追加.
カテゴリー:技術情報メモ