Zope: ZEO環境の構築 (1) サーバ編
2007.07.02
ZEOサーバを用意する方法.
ZopeにはZEOという負荷分散のための仕組みが標準で用意されています.
Zopeがコンテンツを保存するために用いているZODBというオブジェクトデータベースにC/S(クライアント・サーバ)方式のアクセスを提供する物です.
一つのZEOサーバに複数のZEOクライアントが接続して,各ZEOクライアントが同じコンテンツを持つWebサーバとして動作します.これらのWebサーバにApacheのproxy_load_balancer等でアクセスを分散させることで負荷分散を実現します.
ZEOサーバ構築方法
1. ZEOサーバのインスタンスを作成する.
% mkzeoinstance.py `pwd`/zeo
mkzeoinstance.py の引数にはインスタンスのディレクトリパスを指定する.mkzeoinstance.py はZopeをインストールしたディレクトリのbinの下にある.
2. zeo/var に今まで利用してきたZopeのvar/Data.fs をコピーする.全く新規の場合は無視して下さい.ZEOサーバを起動するとData.fsが空の作成されるようです.
3. ZEOサーバを起動する.
% zeo/bin/zeoctl start
以上でZEOサーバはおしまい.
Zope: ZEO環境の構築 (2) クライアント編へ続く.
カテゴリー:技術情報メモ