Excelのリスト選択で入力を補助(2)
 2007.04.05
前回の記事で、リスト入力の3つの方法を紹介しました。
1.入力規制を利用
2.フォームを利用
3.コンボボックスオブジェクトを利用
今回はこれらのメリット/デメリットなどをご紹介します。
1.入力規制を利用
[メリット]
 ・設定が手軽
 ・入力値に規制がかけられる
 ・入力エラーのメッセージなども簡易に設定可能
 ・サイズが軽い
[デメリット]
 ・リストのマスターは同シート内にしか設定できない
 ・選択候補と実際の入力値などを分けることが出来ない
[利用シーン]
 ・多数のデータを、入力する(例えば顧客リストなど)するただのシート
  などで利用すると、ファイルも重くならないし、設定も簡易です。
 ・マクロ/VBAでの制御をしたくないシート
2.フォームを利用
[メリット]
 ・マクロを呼び出せる
 ・プログラムレスで利用可能
 ・リストのマスターを別シートに記載しておける
[デメリット]
 ・VBAからの操作はあまり出来ない
 ・フォーム自体を多数配置するには向いていない
[利用シーン]
 ・入力フォームっぽいものを用意して入力させるシート
 ・リストのマスターを別シートに持っているシート
3.コンボボックスを利用
[メリット]
 ・VBAで操作可能
 ・選択候補と実際の入力値を分けることが出来る
[デメリット]
 ・VBAでのコントロールが基本?
 ・フォーム自体を多数配置するには向いていない
[利用シーン]
 ・VBA制御を入れたシート
経験的にですが、
1.エンドユーザで設定・利用可能
2.ちょっと詳しいエンドユーザで設定・利用可能
3.エンジニア向け
という感じです。
簡易なシートやちょっとしたマクロを組み込んだツールだったら、1,2くらいまでの実装の方が後々のメンテナンスが楽になります。
個人的には、極力1.で済ますようにしてます。
Excel2000-2002くらいまでの話なので、最近のはちょっと違うかもしれませんがあしからず。
関連記事:
Excelでリスト入力(1)
Excelでリスト入力(2)
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