makeコマンド tips(1) : -n オプション
2007.03.13
makeコマンドの知っていると得する便利なオプション
% make -nmakeコマンドに -n オプションを付けると,Makefileに従って実行すべきコマンド列を標準出力に出力する.実際のコマンドは実行されない. makeがこれから何を実行するのかを確認するときに良く使う. また,make -n の出力はそのままBornシェルスクリプトとして実行できる.make -n の出力をファイルに保存し,ちょっとコンパイラのオプションを変更してコンパイルするといった事もできる.
% make -n > mk.sh % vi mk.sh % sh mk.sh特に良く使うのは,makeの最後の段階で実行モジュールを生成するときにダイナミックリンクライブラリのパスが指定されないために,出来上がった実行モジュールで library not found なんてエラーが出たとき. 正しい道はMakefileを修正することですが,mk.shの実行モジュールを生成するコマンドラインを修正して動的ライブラリのパスを与えるオプションを追加し,mk.shを実行すれば誤魔化しが効きます.
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