Linuxサーバの環境移行 (2)
2007.02.26
Linuxサーバの環境移行 (1)の続き
1. 移行先のPE1600に先ほどのUSB-HDDを接続
2. 先ほどの作業と同様にFC1をレスキューモードで起動
3. PE1600に移行元と同様なパーティションを作成.PE1600のディスクは/dev/sda だった
3.1 fdisk /dev/sda ; dで既存パーティションを削除, nで新規作成.128MB, 2048MB, 残り全部と3つのパーティションを作成,2048MBのパーティションタイプをLinux swapに変更;w書込み;q fdisk 終了
3.2 /dev/sda1, /dev/sda2, /dev/sda3 ができた.これらをフォーマット
# mke2fs -j /dev/sda1 ; mke2fs -j /dev/sda3; mkswap /dev/sda2
4. 3で作成したパーティションをマウント. # mkdir /mnt/sda1; mkdir /mnt/sda3 ; mount /dev/sda1 /mnt/sda1; mount /dev/sda3 /mnt/sda3
5. USB-HDD(今回は/dev/sdb1)をどこかにマウント.# mkdir /mnt/sdb ; mount /dev/sdb1 /mnt/sdb
6. リストア作業.restoreコマンドが最後に[yn]を聞いてくるyと答える.今回の場合 sda1が/boot,sda3が/に相当する
6.1 cd /mnt/sda1 ; restore xf /mnt/sdb/hda1.dump
6.2 cd /mnt/sda3 ; restore xf /mnt/sdb/hda3.dump
7. / に相当するパーティション以外はアンマウント(今回は /mnt/sda1)
8. chrootを使って,リストアした環境を試す # chroot /mnt/sda3
9. chroot環境で残りのパーティションをmount.今回は mount /dev/sda1 /boot のみ
10. chroot環境の/etc/fstab を調整.今回の場合は /dev/hda1 -> /dev/sda1, /dev/hda3 -> /dev/sda3 と書き換えた.
11. chroot環境のブートローダの設定ファイルを調整./etc/lilo.conf あるいは /boot/grub.conf .調整後,ブートローダの再インストール
- liloの場合: # lilo -v
- grubの場合: # grub-install /dev/sda (デバイス名は適切なものを)
12. umount /boot ; exit でchroot環境を抜ける
13. レスキューモードを終了,再起動 # reboot
14. うまくいけば,OSが移行先で起動してくる
15. ブート途中でデバイスの変更について kuduz が質問してくるはず.旧デバイスはremove,新デバイスはconfigure を選択.
以上がLinuxサーバの環境移行方法です.
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